文京区は坂の町

池袋から地下鉄丸の内線に乗って2駅目、トンネルを抜けると、谷あいの地上駅著荷谷に出る。
小石川台地と小日向台地にはさまれた著荷畑の地が町名の由来だが、周辺に学校が多いこともあって、今でものどかで若々しい香りがある。
春には、満開の桜並木の下で花見の宴がたけなわとなる。
駅の南、著荷坂をのぼって深光寺の滝沢馬琴墓に向ってもいいが、まずは北へ、小石川植物園を目指す。
植物園には、駅から右手に回って播磨坂からというルートもあるが、散歩の始まりは左手の湯立坂をすすめたい。
東京教育大学の跡地にできた教育の森公園、坂下左手、跡地の一角には占春園がある。一見目立たないこの公園は、陸奥国守山藩上屋敷(本邸)の庭で、江戸三名園の一つであった所だ。
今は、筑波大学付属小学校の野外学習用の場所になっていて、イチョウやクスノキなどの樹木が池のまわりに茂り、落着いた風情がある。
湯立坂を下りきる前に右へ。しばらく歩くと、播磨坂に出る。
その前に、石川啄木が27歳の生涯をとじた場所に石碑が立っているので、立ち寄りたい。ここから西の方角にあたる本郷界限には、坪内池遥、植口一葉、夏目漱石、宮沢賢治、幸田露伴を始め、文学者ゆかりの場所が多いが、石川啄木終駕の地の石碑もその一つであ
る。
播磨坂を下りきると、植物園の樹々が通りの向うに見えてくる。
このルートをたどると、植物園入口まで著荷谷駅から大人の足で約2500歩ほどであろう。

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